「服を選ぶ時間が楽しくなりました」|クローゼット整理のサポート事例

おしゃれに興味を持つきっかけとなった緑色のアウターを使った、クローゼット整理サポート事例のアイキャッチ画像

30代女性|先天盲 T様

「クローゼットが整っているおかげで、週末にお出かけするときの洋服選びがとても楽しくなってます」

クローゼット整理から数か月後、T様からいただいたメールに書かれていた言葉です。

今回行ったのは、ただ服を減らして、収納をきれいにするための整理ではありません。

今持っている服を一枚ずつ確認しながら、残す服、活かし方、これから必要なものを整理していきました。

今回は、BLIND FASHIONのクローゼット整理をご利用いただいたT様の事例をご紹介します。

目次

ご依頼前のお悩み|「この服、今の私が着ても大丈夫?」

T様がおしゃれに興味を持つきっかけの一つになったのが、きれいな色のアウターでした。

そのアウターを着ていたときに、

「素敵ですね」

と声をかけられたことがあったそうです。

それをきっかけにおしゃれへの興味が広がり、私がコラムを書かせていただいているJBB(日本視覚障がい者美容協会)のマルシェでパーソナルカラー診断を受けられました。

その中で、手持ちの服についても気になることが出てきました。

色の認識が曖昧で、自分の持っている服が本当に自分に合っているのか知りたい。

そして、服を整理しようと思っても、

・デザインが今の自分に合っているのか
・汚れや傷みはないか
・着古した印象になっていないか

見て確認することが難しいと、こうしたことを自分だけで判断するのは簡単ではありません。

「見た目だけで判断されたくない」というお気持ちも、素直に話してくださいました。

それでも、自分がいいと思える装いで、おしゃれを楽しみたい。

クローゼットも自分なりに整えていたそうですが、

「一度プロと一緒にきちんと整理したら、このモヤモヤも解消できるかもしれない」

そんな思いから、ご依頼くださいました。

Before|自分なりに整理していたクローゼット

クローゼット整理前。ハンガー部分には空きがある一方、下部の引き出しの上には衣類や袋などが重なり、収納スペースを十分に活用できていない状態。

整理前のクローゼットには、ハンガーに掛けた服のほか、引き出し収納や袋に入ったものなどがありました。

ハンガー部分にはまだスペースがある一方で、下の収納部分にはものが重なり、クローゼット全体を十分に使い切れていない状態でした。

今回目指したのは、単に「服を減らしてスッキリさせる」ことではなく、何を持っているのかを把握しやすくし、それぞれの服に合った方法で収納することです。

今回行ったサポート|一枚ずつ確認しながら整理

まずは、手持ちの服を一枚ずつ確認しました。

サイズが合っていて、まだ着られるから残す。

それだけではなく、

・汚れがないか
・長く着たことで、着古した印象が出ていないか
・デザインが今のT様に合っているか
・丈やシルエットが今の装いに取り入れやすいか

といったことも確認していきます。

実際に、汚れがあったものや、長く着ていて着古した印象が出ていたもの、今のT様には丈が短く感じられるスカート、少し幼い印象に感じられるデザインなどがありました。

なぜそう見えるのかも言葉でお伝えし、T様ご自身が納得されたものを手放しました。

それ以外の服は、基本的に残しています。

整理と同時に、残した服のコーディネートも確認しました。

「この服には何を合わせるといいのか」
「この服を活かすなら、どんなものがあると使いやすいのか」

手持ちの服をこれから活かすための組み合わせ方もお伝えしました。

サポートから見えてきたこと|ベーシックカラーが少ない

一枚ずつ確認していく中で見えてきたのが、T様のクローゼットには色物や柄物が多く、ベーシックカラーが少ないことでした。

ベーシックカラーとは、

黒・グレー・白・茶・ベージュ・紺の6色。

さまざまな色や柄と合わせやすく、コーディネートの基本になる色です。

色物や柄物は、一枚で装いのアクセントになります。

ただ、組み合わせの土台になるベーシックカラーが少ないと、

「服はあるのに、何と何を合わせたらいいのか分からない」

ということが起こりやすくなります。

そこで、今持っている服を活かすために、どんなベーシックカラーのアイテムがあると組み合わせやすいのかもお伝えしました。

After|「掛ける」「畳む」を分けて使いやすく

クローゼット整理後。掛けて収納する服をハンガーにまとめ、畳む服は下部の引き出しに収納し、クローゼット全体のスペースを活用している。

整理後は、収納方法も見直しました。

掛けた方が扱いやすい服はハンガーへ。

畳んだ方がよいものは引き出しへ。

さらに、カテゴリーごとに分けて収納しました。

整理後の引き出し収納。パンツやトップスなどの衣類を畳み、カテゴリーごとに分けて、取り出しやすいように並べて収納している。

Beforeと比べると、ハンガーに掛かっている服はむしろ増えています。

でも、それは服が増えたからではありません。

これまで十分に使えていなかったスペースを活かし、服に合った収納方法に変えた結果です。

「減らすこと」を目的にするのではなく、持っている服を把握し、使いやすくする。

T様にとって使いやすいクローゼットを一緒につくっていきました。

整理したあと、ご自身でも気づいたこと

後日、T様からこんなメールをいただきました。

「お出かけの時にどんな洋服にしようか選んでると、あっという間に時間が経っちゃう(笑)ので、前日に服装を考えることにしました」

さらに、ご自身でも改めてクローゼットの洋服を一枚ずつ確認し、

「ベーシックカラー以外のスカートが多い」
「ベーシックカラー以外のTシャツが多い」
「ベーシックカラーのTシャツがないに等しい」

ということにも気づいたそうです。

「色って難しい(笑)」

そんな言葉も添えられていました。

一緒に整理したあと、ご自身でも手持ちの服を確かめて、「自分は何を持っていて、何が足りないのか」に気づかれたことが、私はとても嬉しかったです。

数か月後|服の選び方だけでなく、買い方にも変化が

さらに数か月後、こんなメールが届きました。

「クローゼットが整っているおかげで、週末にお出かけするときの洋服選びがとても楽しくなってます」

そして、変わったのは毎日の服選びだけではありませんでした。

「本当に必要なものしか買わなくなりました。ロングスカートやワンピースの誘惑に負けづらくなった(笑)。これ、すっごく大きなことだと思ってます」

さらに、

「仕事着や通勤の時に使う洋服から、ちょっとおしゃれな洋服でのお出かけみたいな切替ができて、とっても楽しいです」

とも。

クローゼットが整ったことで、

持っている服が分かる。
足りないものが分かる。
必要なものを考えて買える。
そして、着る服を選ぶことが楽しくなる。

整理した直後だけではなく、その後の服との付き合い方まで変わっていきました。

この事例を通して伝えたいこと

クローゼット整理というと、

「いらない服を捨てる」
「収納をきれいにする」

というイメージがあるかもしれません。

でも、大切なのはそれだけではありません。

今持っている服を知ること。

どう組み合わせれば活かせるのかを知ること。

そして、これから何が必要なのかが分かること。

クローゼットを整えることは、自分で納得して服を選ぶための土台を整えることでもあると、私は思っています。

「服を選ぶ時間が楽しくなりました」

その変化が、今回のクローゼット整理で一番嬉しかったことです。

クローゼット整理について

BLIND FASHIONのクローゼット整理では、ただ服を減らしたり、収納を整えたりするだけではありません。

手持ちの服を一枚ずつ一緒に確認しながら、状態やデザイン、色、組み合わせ方などを言葉でお伝えし、今ある服を把握して、これからの服選びに活かせるクローゼットへ整えていきます。

今回ご利用いただいた「クローゼット整理」の詳細はこちらからご覧いただけます。

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