【視覚障害者とファッションの未来】 「サイトワールド2025」に登壇

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サイトワールド登壇のご報告

視覚障害者とファッションの未来についてお話ししました

先日、サイトワールドにて、
「視覚障害者とファッションの未来」というテーマで登壇いたしました。

視覚障害のある方のファッションには、
「興味はあるのに、自分で選ぶのが難しい」という課題があります。

今回は、その背景にある構造と、
現場で見えてきた解決の方向性についてお話ししました。


視覚障害者の服選びにある現状

これまでの活動の中で、よく耳にするのは、

「本当はおしゃれを楽しみたい」
「でも、自分で選べない」

という声です。

ファッションに関心がないのではなく、
選ぶための情報や基準が整っていないことが、課題の本質です。

現在は、色や素材といった情報は得られるようになってきましたが、
「どう組み合わせるか」「何を基準に選ぶか」という判断の部分は、
まだ十分に共有されていません。


登壇でお伝えしたこと

今回の登壇では、この課題に対して
2つの方向からの解決策をお伝えしました。

ファッション教育の導入(個人のスキル向上)

視覚に頼らず服を選ぶためには、
感覚ではなく「判断基準」が必要になります。

・素材や形を触って理解する
・言葉でシルエットや印象を捉える
・組み合わせの考え方を知る

こうした知識を身につけることで、
自分で選ぶ力を育てることができます。


店舗や社会の受け入れ体制

もう一つは、環境側の整備です。

店舗での対応として、

・色やデザインを言葉で具体的に伝える
・選択肢を整理して提案する
・本人の意思を尊重する関わり方

こうした対応が自然に行われることで、
安心して服を選べる環境が整っていきます。


当事者の声と変化

登壇では、実際の事例もご紹介しました。

無難な色を選ぶことが多かった方が、
「この色を着てみたい」と自分の意思で選ぶようになる。

人に任せていた服選びを、
「これがいい」と自分で決められるようになる。

ここで起きているのは、単なる服の変化ではなく、
“自分で選ぶ力”の変化です。


点字毎日への掲載

今回の登壇内容は、
点字毎日にも掲載されました。

この分野への関心が、少しずつ社会の中で広がっていることを感じています。


今後に向けて

今後は、個別サポートに加え、

・ファッションを学ぶ機会の提供
・企業や店舗への理解促進
・より多くの方が関われる環境づくり

に取り組んでいきます。

見える・見えないに関わらず、
誰もが自分で服を選べる社会を目指して。

今回お話しした内容については、
現在、視覚に頼らず自分で服を選べるようになるための講座として、少しずつ形にしています。

「自分で選べるようになりたい」
そんなふうに感じてくださった方に向けて、今後あらためてご案内させていただきます。

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