2026年8月16日、第2回 BLIND FASHIONオンライン座談会を開催しました。
今回のテーマは、
「なりたい自分」と「周りから見た自分」のギャップとは?
ファッションやメイクを楽しむ中で感じてきたことや、周囲からかけられた言葉、自分自身の変化について、それぞれの経験を聞かせていただきました。
周りから言われた言葉は、思っている以上に残っている
今回のお話を聞いていて強く感じたのは、
人から言われた言葉は、自分の服選びや自信に思っている以上に影響している
ということでした。
「それは似合わない」
「なんか違う」
「こっちの方がいい」
そんな言葉をきっかけに、好きだったものをやめたことがあったり、
反対に、誰かの言葉によって、自分では気づいていなかった魅力に気づけたことがあったり。
中には、服装について何度もダメ出しをされたことで、好きだったファッションそのものが嫌になってしまった時期があった、というお話もありました。
誰かの言葉は、良くも悪くも、その後の自分の選択に残ることがあります。
客観的な意見を聞くことと、その通りにすることは違う
視覚障害がある場合、
「今の自分が周りからどう見えているのか」
を知るために、周囲の人の言葉を頼る場面があります。
だから、客観的な意見を聞くことはとても大切です。
でも、
誰かから言われたことが、すべて正解なのか。
そこは少し違うのではないか、という話にもなりました。
周りからの意見を聞きながら、
「私はどう思うんだろう」
「これは本当に好きなのかな」
「どんな自分でいたいんだろう」
と、自分自身の気持ちも確かめていく。
人の意見を受け入れることと、自分の感覚をなくしてしまうことは、同じではありません。
「好き」「似合う」「どう見られたいか」を行き来する
今回の座談会で、私自身とても腑に落ちたことがあります。
ファッションは、
「好き」
「似合う」
「どう見られたいか」
このどれか一つだけで決めるものではない、ということです。
好きだから着てみる。
着てみたら、思っていた印象と少し違う。
人から意見を聞いて、新しい自分に気づく。
でも、やっぱり好きなものに戻ることもある。
そうやって、
「好き」と「似合う」と「どう見られたいか」を行き来しながら、自分のスタイルをつくっていく。
今回のお話を聞いていて、そんなことを感じました。
迷ったり、試したり、人の意見を聞いたり、自分の気持ちに戻ったり。
その行き来も含めて、ファッションなのかもしれません。
「自分らしい」は、最初から決まっているものではない
座談会では、
憧れの人のファッションを真似してみた経験。
家族から服装や見た目について言われてきたこと。
年齢とともに、どこで何を選べばいいのかわからなくなってきたこと。
学生から社会人になり、服装の基準が変わったこと。
好きな服と、周囲から似合うと言われる服が違うこと。
本当にいろいろな話が出ました。
話を聞きながら、
「自分らしいファッション」というものも、最初からどこかにあるわけではないのかもしれないと思いました。
いろいろな服を着て、
いろいろな人の意見を聞いて、
ときには失敗して、
その中から少しずつ、
「私はこれが好き」
「これはなんとなく違う」
「こう見られるのは嬉しい」
という感覚が育っていく。
自分らしさも、そうやってつくられていくものなのだと思います。
人の意見を「選ぶ材料」にできるように
私がファッションのサポートをするときも、
「これが似合うから、これを着てください」
と答えを渡すことだけはしたくないと思っています。
客観的にどう見えているのかを伝えることは大切です。
でも、それと同じくらい、
その方が何を好きだと感じるのか。
どんな自分でいたいのか。
そこも大切にしたい。
周りの意見を「正解」にするのではなく、
自分で選ぶための材料のひとつにしていく。
そのためには、いろいろな情報に触れたり、実際に試したり、安心して意見を聞ける場所が必要だと思っています。
BLIND FASHIONの座談会も、そんな場所のひとつになれたらと思っています。
誰かの経験を聞くことで、
「あ、自分にもあるな」
と気づいたり、
「そんな考え方もあるんだ」
と、自分にはなかった選択肢を知ったり。
答えを出すためだけではなく、いろいろな考えの間を行き来できる時間を、これからもつくっていきたいと思います。
ご参加くださった皆さま、一緒にお話ししてくださった皆さま、ありがとうございました。
次回の開催について
第3回 BLIND FASHIONオンライン座談会は、
2026年8月28日(金)21時から開催予定です。
次回のテーマや参加方法などの詳細は、Instagramと公式LINEでお知らせします。
ファッションが好きな方も、ちょっと悩んでいる方も。
いろいろな経験や考えを聞きながら、一緒にお話ししませんか?
[座談会へ参加する]

