50代女性|中途失明
今回は、BLIND FASHIONの「服選び実践サポート」をご利用いただいた、50代女性の事例をご紹介します。
これまでの服選び
ポケットがあること。
着心地がいいこと。
安心して着られること。
これまでは、そんな機能面を大切にしながら、服を選んでこられました。
もちろん、どれも毎日を過ごすうえで大切なことです。
ただ、中途で視覚を失ってからは、
「私は、どんな服を着たいんだろう」
と思い描くことが難しくなっていたそうです。
何を基準に選べばいいのか分からず、服を選ぶときは、周りの方の意見を頼りにすることが多くなっていました。
「これが着たい」と思える感覚も、あまり持てなくなっていたといいます。
お話から見えてきた、なりたい姿
最初から、着たい服のイメージが決まっていたわけではありません。
今の服に、どんなことを感じているのか。
これから、どんな自分でいたいのか。
一つひとつ、お話を伺っていきました。
話していくうちに出てきたのが、
「電車で通勤するときに着る服を変えたい」
という言葉でした。
そして、もう一つ、とても印象に残った言葉があります。
「丸の内で働く素敵な大人の女性のようなイメージ」
最初は「どんな服を着たいのか分からない」と話されていましたが、言葉を重ねるうちに、服に対するワクワクする気持ちを少しずつ思い出してこられたように感じました。
そこで今回は、
女性らしさがありながら、肩の力が抜けた、自然体で洗練された装い
を目指すことにしました。
サポート前・サポート後

サポート前の装い
サポート前は、グレーのゆったりとしたトップスに、細身の黒のパンツを合わせたスタイルでした。
動きやすく、安心して着られることを優先した、シンプルで控えめな印象の装いです。
これまで大切にしてきた着心地や安心感は残しながら、色や形、全身のバランスを見直していきました。
サポート後の装い
サポート後は、明るさや軽やかさを感じる色を取り入れながら、着心地や動きやすさも大切にして服を選びました。
白のトップスと、くすみブルーのワイドパンツ
首元に折り返しのある白のトップスに、くすみブルーのワイドパンツを合わせました。
トップスは、やわらかな立体感のあるデザインでありながら、伸縮性があり動きやすい一着です。
白の明るさと、くすみブルーの落ち着いた色合いで、軽やかで上品な印象になりました。
ジャケット風カーディガンと、深い青緑のタイトスカート
白のトップスに、ニット素材のジャケット風カーディガンを重ね、深い青緑のタイトスカートを合わせました。
カーディガンは、きちんと感がありながらやわらかく、着丈も長すぎないため、パンツにもスカートにも合わせやすい一着です。
タイトスカートもストレッチが効いており、すっきりと見えながら動きやすさがあります。
ご本人の感想
サポート後、ご本人から、こんな言葉をいただきました。
「毎日、服を選ぶのが楽しくなりました」
「自分のことを見てほしいと思えるようになりました」
機能性を優先していた服選びが、自分を表現する楽しみへと変わったことが伝わる、印象深い言葉でした。
触感・言葉・知識を手がかりに
BLIND FASHIONでは、
触感・言葉・知識
の3つを手がかりに、視覚に頼らず服を理解していきます。
今回も、服をただおすすめするのではなく、一着ずつ特徴をお伝えしながら進めました。
生地に触れて、やわらかさや厚み、広がり方を確かめる。
色や形、着たときにどのような印象になるのかを、言葉で具体的にお伝えする。
さらに今回は、以前受けてくださった骨格診断とパーソナルカラー診断の結果も、服選びの手がかりにしました。
どのような色を選ぶと、顔まわりが明るく見えるのか。
どのような形やバランスが、体のラインをきれいに見せてくれるのか。
診断結果をもとに、似合いやすい服の特徴や、服を選ぶときに確認したいポイントをお伝えしました。
また、
ご本人が好きだと思えること。
安心して着られること。
なりたい印象に近づけること。
それらを一つずつすり合わせながら、服を選んでいきました。
「なぜ、この服を選んだのか」
「次に自分で選ぶときは、どこを確認すればいいのか」
その理由まで言葉にすることで、これからの服選びにも活かせるように進めています。
服選び実践サポートについて
BLIND FASHIONでは、ただ一緒に服を選ぶだけではありません。
触感・言葉・知識を手がかりに、色や形、素材、組み合わせ方、選んだ理由をお伝えし、ご本人が理解し、納得しながら選べることを大切にしています。
今回ご利用いただいた「服選び実践サポート」の詳細はこちらからご覧いただけます。
